ピアノの曲集で、吉松隆さん作曲｢プレイアデス舞曲集｣というものがあります。
吉松さんといえば、サクソフォンのオリジナルでは｢ファジィバードソナタ｣や｢サイバーバード協奏曲｣などが有名で、特にファジィバードソナタは近年サックス奏者にとって重要なレパートリーのひとつですので、知らない人はいないかと思います。
(そうそう、大河ドラマ平清盛での音楽も吉松隆さんで、作中にサイバーバード協奏曲も使われてました！)
今回、なぜこの｢プレイアデス舞曲集｣を取り上げたかというと、実は私、12月に予定している演奏会の曲目を考えていまして。
その演奏会、コンセプトが｢自然、世界平和｣なんですね。(詳しくはまた載せます)
そこで、その趣旨に沿ったソロ曲を自由に決めて良いとのことで、随分悩みまして…
サックスのオリジナル曲でそういった雰囲気のものはパッと思い浮かばないし、ただ演奏するだけでもつまらない…
そうだ！サックスの曲でなくても良いじゃん、と。笑
この｢プレイアデス舞曲集｣、曲の作られた由来はさておき、雰囲気がとても神秘的で自然を彷彿とさせる、なんだか｢ヒーリング音楽｣とも取れる響きなんですよね。
だから、この曲をサクソフォン用に編曲して、演奏することにしました。
ただ演奏するだけではない、面白いことを考えているので、それは当日のお楽しみということで…
実はこの楽譜、｢Ⅰ Ⅱ｣の他に｢Ⅱaヴァイオリンまたはフルートのオブリガードを伴うヴァージョン｣が7曲収載されていまして、ちゃんとスコアが3段になって書かれているんです。
これはこのまま演奏すればちゃんと管楽器とピアノのデュオになるじゃん！（笑）
嬉しい誤算でした！